2011:2:8スポーツ栄養に関するIOCの合意声明2010

July 2, 2018 | Author: Anonymous | Category: N/A
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2011年2月8日

スポーツ栄養に関するIOCの合意声明2010 食事は競技成績に大きく影響する。アスリートは精神的、身体的能力を最大限に発揮するために練習と 試合の前、中、後に必要な栄養を摂るようにする。根拠に基づいた食事の量、質、タイミングに関する指針 は練習効果を高めたり傷害を防止したりするのに役立つ。必要なエネルギー、栄養成分、水分やスポーツの 特性に応じた練習時、試合時、そして回復時の栄養補給に関するスポーツ栄養の専門家の助言は役立つ。 必要なエネルギー量はトレーニング量や試合予定、季節や日によって変化する。多くの種類の普通の食品 から必要なエネルギーを摂れば、練習や試合に必要な炭水化物、たんぱく質、脂質、そして微量栄養素が摂 れる。正しい食事によって、スポーツで勝つための望ましい体格や体組成が得られる。体調や運動能力に悪 影響を及ぼすような栄養素の不足を防ぐために、栄養素の豊富な食品を注意深く選ぶことは、特に体重や体 脂肪を減少するためにエネルギーを制限している時には重要である。 高強度の特に長時間の練習中は練習に必要な量の炭水化物を摂り、試合や練習の間には炭水化物貯蔵を 十分に回復させるようにする。たんぱく質は一般の人よりも多めに摂るようにするが、種々の食品で必要な エネルギーを摂っていれば、普通は必要量以上のたんぱく質が摂れる。良質のたんぱく質を含む食品や間食 を一日に摂るたんぱく質の一部として、特に運動後速やかにたんぱく質合成を最大に高めるのに十分な量 を、筋肉や骨の維持や増大、損傷を受けた組織の回復のために摂るようにする。15∼25gの良質のたんぱく 質を含む食品や飲料を練習後に摂ると、たんぱく質の合成を最大限に高める。 1時間以上続く運動では体の炭水化物貯蔵量が必要量を満たすように、運動の数時間または数日前から炭 水化物の豊富な食品を摂るようにする。運動中に少量でも炭水化物を取ると、1時間続く競技中の認知機能 と運動能力を高める。競技時間が長くなるにつれて運動機能を維持するために必要な炭水化物量も増える。 3時間以上の運動で必要な多量の炭水化物(∼90g/時間)を摂るためには、日頃の練習で自分に適した摂り 方を見つけておくようにし、吸収しやすく腹部不快感が起きないように2種以上の炭水化物を含むスポーツ 食品や飲料を用いるようにする。脱水は重度の場合、特に高温下や高地では運動能力を低下させる。運動前 に十分に給水しておき、運動中も脱水が体重の2%以下におさまるように給水する。暑いときは冷たいもの が運動に好影響をもたらしうる。運動中に体重が増えるほど飲まないようにする。発汗が多く、特に運動が 2時間以上続く場合はナトリウムが必要である。運動後の回復期の水分補給では汗で失われた水分と塩が必 要である。短期間にいくつもの試合がある場合、水分とエネルギーの回復を促進することが重要である。 エネルギー供給量が少なくならないようにする。運動能力やトレーニング効果を低下させたり、脳、生殖 機能、代謝、免疫能、骨に悪影響を及ぼす恐れがあるためである。若いアスリートには減量はさせないよう にする。免疫能を維持し感染リスクを減らすためには、種々の食品でエネルギーと微量栄養素を十分に摂 り、睡眠を確保し、生活のストレスを減らす。アスリートは特にカルシウム、鉄、ビタミンDが摂れている か気をつけるべきだが、微量栄養素には大量摂取が危険なものがある。食行動異常や生理不順などの生殖機 能異常の危険性のあるアスリートは専門家の診断、治療を受けるようにする。 サプリメントは食事を改善する方法としては十分ではないが、遠征などで必要な食品が入手できないよう な場合、短期間の必須栄養素の補給に利用できる。ビタミンDは日照が不十分な場合には補給が必要かもし れない。運動能力増強のための多くのものの中でごく少数のものは、専門家のもとで科学的根拠にしたがっ て使うと運動能力を高めることがあるかもしれない。サプリメントやスポーツ食品を利用しようとする時は 効果や価格、健康や運動能力に対するリスク、ドーピングテストで陽性になる可能性についてよく考えるよ うにする。若いアスリートにはサプリメントは勧めないようにし、健康な体組成を維持しながら成長できる ように、栄養素の豊富な食品をよく考えて選ぶことを意識させるようにする。 スポーツの恩恵にあずかるには、高いレベルで勝敗を競う場合もレクリエーションで体を動かす場合も、 それぞれのための栄養によって、精神的、肉体的に最高の状態にしたり健康を維持したりすることができ る。 ローザンヌ 2010年10月27日 http://www.olympic.org/Documents/Reports/EN/CONSENSUS-FINAL-v8-en.pdf

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